フラッグ・旗グッズ:国旗掲揚プロトコール

国旗掲揚に関する慣例・国際儀礼について

国旗は原則として日の出から日没まで掲揚します。また雨天の日は掲げません。

日本国旗のみの場合
屋外で国旗のみを掲揚する場合は、門の内側から見て右側、門の外から見て左側に掲揚するのが慣例です。
国旗は常に旗竿の最上部(竿頭)に接して掲揚されなければいけません。

複数国が並列される場合、常に向って左側が上位になります。
2カ国の場合
日本国旗と外国旗を併揚する場合、原則として自国国旗に最優先権が与えられますが、日本では特に外国に敬意を表す意味から外国旗を上位(向って左側)に掲げています。
縦位置に併揚する場合、アメリカ国旗はカントン(左上の四角の青地の部分)が必ず左上方にくるよう規定されているので注意を要します。
天地左右の区別のある意匠をもつ外国旗は慎重に取り扱わなければいけません。
門前に両国旗を交差して並立する場合は門外より見て左側に外国旗を、右側に国旗を立てます。
この時交差するポールは外国旗を上に、国旗は下側(内側)にくるようにします。
卓上旗の場合も同様です。

3カ国の場合

横位置配列

縦位置配列

卓上旗配列
3カ国の場合は、通常日本国旗を中央に、外国旗は国連方式によるアルファベット順に従って先順位の外国旗を日本国旗の向って左側に、他の1国の外国旗を右側に配置します。
縦位置の場合は2カ国の場合で述べたように、アメリカ、マレーシア、オーストラリアなど左上部にカントンがある国旗については必ずカントンが向って左上方にくるようにします。

4カ国以上の場合
4カ国以上の国旗を並揚する場合は、アルファベット順方式と日本国旗中央方式の二つがあります。
国連方式のアルファベット順に従って、向って左から右に配列します。
掲揚する国旗が偶数の場合はこの方法が無難です。
日本国旗を中心にしてアルファベット順に左右交互に配列する方法です。
掲揚する国旗が奇数の場合はこの方法が多いです。

国際連合旗は、国際連合旗規定により、いかなる国よりも下位に置かないように掲揚します。

異なる国旗を2カ国以上併揚する場合は、国旗の大きさと材質、掲揚する高さは出来る限り同じにしなければなりません。

社旗や団体旗を国旗と併揚する場合は大きさが国旗より大きくならないようにします。
そして国旗は常に向って左側か、一段高くして掲揚します。

半旗・弔旗の場合

半旗掲揚の仕方は、一度ポールの上に上げてから半旗の位置まで下げ、降納する時も一度上に上げてから降ろします。

弔旗は、竿頭を黒い布で包み、竿頭と旗の間に、幅3cmくらいの細長い黒いペナントを取り付けて弔意を表します。ポール掲揚形式では無理があるので、室内で使う校旗や会旗で使われる形式です。