フラッグ・旗グッズ:旗の知識 アメリカ合衆国

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アメリカ合衆国国旗

アメリカ合衆国国旗はカントン(左上の青地)に50の星で州連合を象徴し、13の紅白の条で独立宣言時の州の数を象徴していることは万人のよく知るところです。
アメリカ国旗は1775年からの独立戦争(1775〜1783)の中で形成されていきました。移民の各州などはまちまちの旗を使っていましたが、1776年に、戦っている母国イギリスの民用船舶旗ブリティッシュ・コロニアル・レッド・エンサイン(カントンにセント・パトリック・クロスがまだ入っていないキングスカラーズのユニオンフラッグが配してある)の赤地の所に6本の白い線を入れて赤白13本にしたコンティネンタル・カラーズ(別名グランドユニオン)と呼ばれる国旗が考案されました。

そして1777年6月14日に初代大統領ジョージ・ワシントンによって、カントンのユニオンフラッグに替えて13の白い星で連合を表す、という宣言が発せられ、べッツィー・ロス(Betsy Ross)と今に呼ばれるデザインを国旗として採用しました。
べッツィー・ロスはフィラデルフィアで家具や旗を作っていた女性の名前ですが、カントンの青地に13の白い五稜星を環状に配して今の国旗の元を作った夫人としてアメリカでは大変な敬愛の念をもって語り継がれています。6月14日は旗の日として祝日になっています。
1960年にハワイ州の昇格で現在の50星13条の国旗となりました。竿頭には国鳥の白頭の鷲を頂きます。

ヨーロッパではクロスデザインやトリコロール(3色)の旗が多くありましたが、アメリカの星(スター)と条(ストライプ)による新しい象徴表現法は、国のあり方と国旗の扱い方も含めて名実ともに世界に多大な影響を与えていきました。
正式縦横比=1:1.9
通称、オールドグローリー、スタースパングルドバナー、スターザンドストライプス

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